『有限会社日興電気工事店』高い技術力と社会的なニーズを合致させた「SDGs推進サービス」で独自ポジションを確立！

福山市寺町にある電気工事業者。創業64年で今城社長は3代目になる。主に新築住宅や増改築などの電気設備工事を請け負い、2006年には福山市の優良工事成績業者表彰を受けるなど、技術力に定評がある。

相談内容：経営相談

地域の経済団体の会議でフクビズの取り組みを知り、2021年2月に相談に来られました。
元請けの住宅関連会社からの受注件数が減少傾向にある中、元請けとの関係に影響が出ない形で、自社独自のサービスを開発できないかと模索していました。

フクビズからの提案

市場分析・新サービス開発・プレスリリース支援

今城社長からヒアリングを重ねて見えた日興電気工事店さんの強みは、豊富な専門知識と丁寧な仕事ぶりへの評価でした。そこで、EV（電気自動車）用の一般住宅向け充電設備工事にその技術力が活かせると提案しました。
新サービスの開発にあたり、経済団体の講演をヒントにSDGsへの貢献も考慮。EV充電設備以外にも、省エネ家電への入れ替えや家庭の電力最適化の相談に対応できる「SDGs推進サービス」と名付けました。
日興電気工事店には若手社員2名が在籍し、依頼に素早く対応できる小回りの良さも利点。見積もり依頼に即応できる体制を整え、第一弾のプレスリリースを行いました。

フクビズの支援結果

独自ポジションの確立・メディア露出・消費者ニーズの先取り

EV充電設備工事は、今後のシェア増加が見込まれるものの、地域の同業他社が手をつけていない分野でした。そこで「SDGs推進サービス」を開発することで「EVを購入したいが、充電設備をどこに頼めばいいかわからない」という消費者の悩みの受け皿になりました。
今城社長が「当たり前だ」と思っていた専門性を改めて整理し、社会的なニーズに合わせて「見える化」することで、地域でいち早く「環境に配慮している先進的な電気工事店」というポジションを確立できたのです。
地域のビジネス誌からも取材を受け、今後はEVの利用者世代をターゲットに、Webでの情報発信に力を入れていく予定です。