サポート事例

『株式会社浜吉』ターゲットを観光客から地域住民へ!既存の駅弁を「縁起物」にチェンジして大きな話題に

事業者様からの相談内容

株式会社浜吉 様[三原市]

明治23年創業の食品製造販売業。広島県・岡山県のJR駅および空港に駅弁を卸し、仕出しや給食なども手掛けている。

相談内容:売上減少につき対処法を相談したい

新型コロナウイルス感染症の影響で、主力商品である駅弁の売上が大幅に減少。今後の見通しも立たず、「なにか良いアイデアはないか」とフクビズが三原市で行った2020年10月の出張相談会に来られました。

フクビズからの提案

既存商品の掘り起こしとブラッシュアップ、広報戦略立案

駅弁需要の大幅減により、商品開発にコストをかけられない状況の中、既存のリソースをフル活用する方向で支援を考えました。
その中で、過去に発売した「たこめし」のオリジナル陶器が、受験生の間で「縁起物」として人気を集めていることを発見。
そこで「たこめし」の中身を、瀬戸内産のタコ・レンコン・尾頭付きの海老・紅白かまぼこといった縁起物にマイナーチェンジ。「たこ=オクトパス=置くとパスする」という縁起の良さを打ち出し、コロナ禍の受験生へ激励を込めて、合格祈願「瀬戸内産 元祖たこめし」と銘打って発売しました。
受験シーズン前の発売に間に合わせるため、相談から商品発売まで2カ月というスピード感のある支援となりました。

フクビズの支援結果

地域の知名度向上、販路拡大、商品展開のノウハウを獲得

「瀬戸内産 元祖たこめし」は、コロナ禍に負けない明るいニュースとしてメディアの注目を集めました。地元TV局や経済誌の取材を受け、NHKの全国ニュースでも放送されました。
駅弁のニーズは観光客だけではなく、「買う理由」があれば地元地域の人たちにも駅弁が購入されることが確認できました。この経験を活かし、浜吉では早くも次の商品展開を計画しています。