サポート事例

『びんごや呉服店』顧客の声をヒントに新商品を開発。着物の伝統文様を活かしてニーズの掘り起こしに成功!

事業者様からの相談内容

びんごや呉服店[尾道市]

尾道市因島土生町にある島嶼部で唯一の呉服店。創業は江戸時代で、大正7年ごろに因島土生町に出店し現在に至る。代表の井上正三氏は5代目。
ハンドメイドアプリCreemaでオンライン販売も行っています。

相談内容:経営相談・販路開拓

高齢化やライフスタイルの変化から着物の需要が減り、コロナ禍の影響で展示会の機会も激減し在庫過多に。浴衣用の生地などを使って布マスクを製作・販売しているものの、さらに打つ手はないかと考えていたところ、長女の彩舟さんがフクビズのオンラインワークショップに参加したことをきっかけに、相談に来られました。

フクビズからの提案

商品の再評価・新商品開発・広報戦略支援

布マスクを販売した際、顧客から「着物生地のマスクは肌に優しく、縁起の良さそうな柄が気に入っている」との声があったことに注目。
改めて店内の在庫をチェックする中で、井上代表から「着物には平安時代から伝わる文様があり、それぞれに魔除けや長寿などの意味が込められている」というお話を聞き、伝統文様で縁起をかついだマスクを提案。パッケージを一新してリーフレットを製作し、フクビズのITマネージャーがInstagramを使った情報発信についてもサポートしました。

フクビズの支援結果

ブランド確立・売上向上・顧客とのコミュニケーション増加

着物の伝統文様から特に縁起の良い5つの柄を選び、それぞれに家内安全や良縁といった意味を持たせた「五穀豊穣ふくふく着物マスク」は、縁起物のアイテムとして話題に。ローカル誌にも掲載され、受験シーズンには心願成就の「矢絣」柄のマスクが人気を集めました。
また、InstagramやFacebookで季節のイベントに絡めた「開運」に関する情報発信にも取り組み、展示会やポップアップストアでマスクが顧客とのコミュニケーションのきっかけになることも増えています。