サポート事例

『安心興業』売れない在庫が宝の山に!「若い人に任せよう」社長の決断でBtoCへのチャレンジが大成功

事業者様からの相談内容

安心興業 様[福山市]

福山市神辺町にある中古品・スクラップの買取販売業者。解体業者から出る廃材を一手に引き受け、その後の分別・再販を行なっている。

相談内容:セルアウト先の減少・在庫の回転方法の相談

買取った廃材のセルアウトが追いつかず、良い方法がないか相談に来られました。
従来は解体業者の廃材を一手に引き受け、分別・再販するビジネスモデルでしたが、輸出先の国の法規制によって海外販路が減少。さらに解体業者から持ち込まれる廃材量の増加により、売りさばけない在庫が倉庫に山積みとなっていました。

フクビズからの提案

在庫資産の見直し・BtoCの新事業立ち上げ

当初はセルアウト先となる業者が見つからず、フクビズでは対応が難しい案件かと思われました。ところが、複数回じっくりと現状のヒアリングをした結果、在庫の中に家庭用雑貨が多数あると気付きました。
実際に倉庫を確認し、レトロな家具や食器を見て「これは売れる!」という展望がひらけ、倉庫の一部を一般に開放してBtoCの事業を立ち上げることに。
フクビズから雑貨店「おのみちクリエイターズマーケット」を紹介し、その縁で尾道市立大学芸術文化学部の学生をアルバイトとして雇い入れ、店作りのコンセプトをイチから任せることにしました。

フクビズの支援結果

メディア露出・BtoCの小売ノウハウ獲得・在庫回転率アップ

安中社長が「若い人に任せる」とアルバイトさんを店長に任命したことで、芸大生のセンスが遺憾なく発揮されたおしゃれなアンティーク雑貨店が完成。
現役大学生がプロデュースした「種々−syujyu−」は大きな話題を集め、新聞社、地元経済誌、タウン情報誌など多くの媒体で取り上げられました。
さらにFacebookやInstagramなどのSNSを活用した情報発信により、それまで売りさばきに苦労していた家庭用雑貨の販売が伸びました。
今までBtoBの取引経験しかなかった社長は、BtoCで消費者に直接販売する面白さに触れ「仕事に誇りを持てるようになった」とモチベーションを高めています。