『一般社団法人Smile Base』衣類リサイクルと障害者の収入増にチャレンジ!アート作品をぬいぐるみにして付加価値アップに成功
事業者様からの相談内容
一般社団法人Smile Base[福山市]
障害者支援事業を行う一般社団法人。代表の上門田氏と事務長の前川氏が「アート+ものづくり」を通して障害者支援を行いたいという理念から2016年12月に設立。
福山市などで複数の就労継続支援B型施設やグループホームを運営しています。
相談内容:広報支援・商品化の相談
2017年に利用者さんのアート作品展の広報について相談に来られて以来、フクビズが継続して広報のアドバイスを行なっています。
Smile Baseでは、施設利用者さんが制作したアート作品をTシャツやアクセサリーなどに加工し、一般販売しています。この収益を制作者本人に還元することで障害者の収入増加につなげる仕組みで、今回は利用者さんが制作するスラッシュキルトの布地を使った製品作りの相談がありました。
フクビズからの提案
現場の能力の再評価・新規サービスの提案・プレスリリース支援
施設職員の一人が元服飾パタンナーで、洋裁の型紙を作れることに注目。利用者さんが制作したスラッシュキルトの布地を使ってぬいぐるみを試作したところ、とても魅力的なテディベアができあがりました。
そこで「着なくなったが捨てられない思い出の服」をスラッシュキルトに加工し、テディベアにリメイクするサービスを提案しました。
フクビズの支援結果
メディア露出・問い合わせ増加・モチベーションの向上
衣料品のリサイクルにも貢献できる「思い出の服が生き返るスマイルテディベア」と銘打ったコンセプトが注目され、地元ビジネス誌や地方新聞から取材を受けました。その結果、2021年内のテディベアの制作予約枠はあっという間に完売。
さらに、掲載記事を目にした障害者の保護者が「アート+ものづくり」のコンセプトに関心を持ち、施設への問い合わせや見学の申し込みが増加しています。また、利用者さんや職員のモチベーション向上にも繋がりました。